東京・上野で複数の飲食店を営む夫婦の遺体が栃木県那須町で見つかった事件で、殺人容疑で再逮捕された関根誠端容疑者と夫婦の間に、店の規模拡大を巡り確執があったことが14日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁と栃木県警の合同捜査本部は、意見の対立から関根容疑者が事件を主導したとみて経緯を調べている。

 関根容疑者は夫婦の長女と内縁関係で、夫婦が営む飲食店経営会社のマネジャーを務めていた。捜査関係者によると、夫婦が外国人従業員を多く雇い店舗数を次々に増やそうとしていた一方で、関根容疑者は日本人スタッフを登用し各店舗の利益やサービスの充実を図ろうとしていたという。

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