東北大の冨永悌二学長は14日、文部科学省の有識者会議が10兆円規模の大学ファンドで支援する「国際卓越研究大」について同大が認定基準を満たしたと発表したことを受けて記者会見を開いた。「日本にとってラストチャンスとなる大学改革を先導し、『変革の結節点』となることを表明する」と意気込みを述べた。
大学ファンドは資産を株式や債券で運用し、利益を支援対象である複数の国際卓越研究大に最長で25年にわたり分配する。
東北大は2023年、有識者会議から「体制強化計画の磨き上げなど一定の条件を満たした場合に認定する」との留保付きで候補に選ばれていた。24年度中に文科相の正式な認可を経て支援第1号となり、まず100億円程度が助成される見込みだ。
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