13日午後10時5分ごろ、岡山県矢掛町小田の民家で、高齢の男女2人が死亡しているのが見つかった。2人はこの家に住む夫婦とみられ、それぞれ胸腹部に外傷があったが、外部から侵入の形跡などがないことから、県警は心中を図った可能性があるとみて調べている。

 県警によると、この家には男性(76)と妻(68)が住んでいた。近所の人から「2人と連絡が取れない」との連絡があり、夫婦の三女(41)らが同日午後10時ごろ、男性宅を訪れたところ、1階の寝室で男女2人が倒れているのを発見し、110番通報した。

 女性は布団にうつぶせの状態で倒れ、近くには男性が首に携帯のストラップのひもがかかり、座った状態で亡くなっていた。いずれも胸腹部に複数の外傷があり、2人の間には血が付着した刃物があった。家の出入り口は施錠された状態だったという。

 県警は、遺体がこの家に住む夫婦とみて身元の確認を進めるとともに、心中の可能性があるとみて調べている。(水田道雄、北村浩貴)

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