北海道旭川市で女子高校生(17)がつり橋から川に落とされ殺害された事件で、殺人容疑で再逮捕された旭川市の無職、内田梨瑚容疑者(21)と生徒はSNS(交流サイト)で接点を持ち、転落前日の4月18日に初めて会ったとみられることが13日、捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、内田容疑者らは4月18日夜、留萌市の道の駅に生徒を呼び出し、車に乗せて監禁。旭川市内のコンビニに立ち寄った際、生徒は大声を出すなどして逃げようとしたが、内田容疑者に阻まれ、店舗外で暴行された。周辺の防犯カメラに映っていた。

内田容疑者と旭川市の19歳の女は翌19日、道の駅から約50キロ離れた旭川市内のつり橋から生徒を転落させ殺害した容疑で、6月12日に逮捕された。遺体は5月下旬に下流で見つかった。

親族からの行方不明届を受け、道警は4月下旬以降、恐喝や監禁などに関わった疑いで内田容疑者ら4人を順次逮捕していた。旭川地検は5月27日、内田容疑者を監禁罪で起訴した。

関係者によると、監禁容疑で逮捕された旭川市の16歳の少女がSNSに載せた内田容疑者の写真を生徒が無断で使用した。このことがトラブルの原因だったとみられる。〔共同〕

「日経 社会ニュース」のX(旧ツイッター)アカウントをチェック

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。