昨年に全国で発生した山岳遭難は3126件で、遭難者は3568人に上ったことが13日、警察庁のまとめで分かった。いずれも統計が残る1961年以降最も多く、最多更新は2年連続。外国人観光客の遭難者数(145人)も、統計を取り始めた2018年以降で最多だった。死者・行方不明者は計335人で、前年より8人増えた。

遭難者は70代が790人と最も多く、60代以上が半数を占めた。都道府県別では、長野の332人が最多で、北海道245人、東京233人と続いた。

山岳別で遭難者の増加が顕著だったのは、富士山と高尾山、穂高連峰で、それぞれ22年までの5年間の平均と比べ90.2%、68.4%、48.1%増えた。

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