横浜市鶴見区の配送業、伊藤龍稀被告(23)は2023年6月、マンションの敷地内で元交際相手の大学1年生、冨永紗菜さん(18)を包丁で刺して殺害したとして殺人などの罪に問われています。
横浜地方裁判所で開かれている裁判で12日から被告人質問が始まりました。
弁護士から交際中のトラブルについて尋ねられたのに対し「ささいなことでけんかになり平手打ちをしたりおなかを蹴ったりするなど、これまでに4、5回、暴力をふるったことがある」と述べました。
そのうえで、事件の直前の考えを問われると「ここで別れたら被害者が別の男性とつきあってしまうなどと考え、自分には何も残らなくなってしまうと感じ、殺意がわいてしまった」と述べました。
また12日は被害者の父親が証人として出廷し「娘は被告と別れたがっていて、私や妻はうまく距離を取っていくようアドバイスをしていました。娘を失ってから私たち家族は笑うことができなくなり、悲しみは計り知れません。被告のことを許すことはできません」と声を詰まらせながら述べました。
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