事件当時17歳の元少年(31)は、2010年10月、神戸市北区の路上で高校2年生の堤将太さん(当時16)をナイフで刺して殺害したとして殺人の罪に問われ、2023年6月、神戸地方裁判所は、懲役18年の判決を言い渡しました。

元少年は判決を不服として控訴しています。

堤さんの遺族は、元少年の子どものころからの問題行動や性格などを踏まえ、両親が監督や指導を尽くしていれば事件は防げたなどと主張し、元少年と両親に対して合わせておよそ1億4900万円の損害賠償を求める訴えを神戸地方裁判所に起こしました。

堤さんの父親の堤敏さんは12日会見を開き「被告は犯行については認めたが、責任については認めていないと私たちは解釈しています。事実に向き合い、償いを果たしてほしいです」と提訴に至った経緯を述べました。

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