2017年3月、那須町の茶臼岳で歩行訓練中に雪崩に巻き込まれ、生徒7人と教員1人が死亡し多くの生徒がけがをした事故では、生徒の引率などにあたった教諭の猪瀬修一被告(57)と、菅又久雄被告(55)、元教諭の渡辺浩典被告(61)の3人が業務上過失致死傷の罪に問われました。

裁判では雪崩が予見できたかが争われ、宇都宮地方裁判所は先月30日、「地形や新たな積雪などの状況を踏まえると雪崩の危険を予見することは十分に可能だった」と指摘し3人に禁錮2年の実刑判決を言い渡しました。

裁判所によりますと、3人は12日、この判決を不服として控訴したということです。

部活動中の安全管理をめぐる教諭らの刑事責任を問う裁判は、2審の東京高等裁判所で改めて審理されることになります。

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