副業サイトを巡る詐欺容疑などで男女26人が逮捕された事件で、サイト側が被害者に架空の手続き費用を請求する際、「ダイヤ」と呼ぶサイト内通貨を購入させて支払わせていたことが11日、警視庁犯罪収益対策課への取材で分かった。同課が経緯を調べている。  逮捕されたのは千葉県市川市の職業不詳鈴木一樹容疑者(48)ら。同課によると、サイト名は「サポー(現ピーチリンク)」。「男性の相談相手になるだけで報酬がもらえる」などとうたっていた。被害者は若い女性が多く、警視庁は新型コロナウイルス禍を経て在宅勤務が増え、オンラインでの副業に興味を持つ人を狙ったとみている。  相談者は「サクラ」で、助言への謝礼を支払いたいと連絡。被害者が口座番号を伝えようとすると、サイト側は「個人情報の交換には正規会員になり、有料の専用回線の設置が必要。ダイヤを購入してほしい」などとメールを送り、架空の費用を請求していた。  2021年1月~23年9月、全国の約8600人から約19億円をだまし取ったとみられる。


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