日本財団が若者の意見を把握するために継続的に実施している「18歳意識調査」で、全国の17-19歳1000人に「皇室」についての印象を聞いた。
「関心がある」と答えた人は、「どちらかといえば」も含めて44.3%、「親しみを持っている」のは「どちらかといえば」も含めて、46.6%でいずれも半数に届かなかった。
「関心がない」「どちらかといえば関心がない」と答えた557人に、皇室への関心が高まる取り組みを聞いたところ、「分からない」が半数近い48.1%。これを除くと、「同世代の皇族のSNS発信」27.1%、「天皇皇后のSNS発信」26.0%が多かった。「同世代の皇族のSNS発信」は女性が31.7%、男性23.1%と性差が顕著だった。
宮内庁がインスタグラムの公式アカウントを開設、4月1日から天皇皇后両陛下の活動に関する写真を中心に投稿してることを「知らない」人が66.2%。「フォローしている」はわずか4.6%にとどまった。インスタ世代を意識した情報発信の取り組みだが、当事者には十分に届いていないようだ。
調査は5月中旬、インターネットを通じて実施した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。