鎌倉市内では、「長谷寺」や「鎌倉大仏」に向かう江ノ島電鉄の鎌倉駅から長谷駅までの間が特に混雑し、地域住民の生活に影響が出ています。

国と鎌倉市、それに地元の交通事業者らでつくる協議会は、オーバーツーリズム対策を検討してきましたが、この大型連休期間中に、国が混雑緩和のための実証実験を行うことになりました。

特に混雑が見込まれる来月の2日間、鎌倉駅前に誘導員を配置し、観光客に地図を配ったり看板を掲げたりして、長谷駅まで歩いてもらうよう促すということです。

このほか、市では混雑が見込まれる、小町通りや鎌倉高校前駅に誘導員を配置したり、JR鎌倉駅前で英語のボランティアガイドに案内をしてもらったりして、大型連休中の混雑に対応するということです。

国土交通省関東運輸局の近藤光則観光部長は、「観光客が、短期間や特定の時間に集中することが課題だ。実証実験や市の事業を通じて平準化やマナーの向上という改善をはかり、より快適に観光を楽しんでもらいたい」と話していました。

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