神戸市で2010年に刺殺された私立高2年堤将太さん=当時(16)=の遺族が、殺人罪に問われ一審で懲役18年の判決を受けた当時17歳の男(31)=愛知県豊山町、控訴中=と両親に約1億4900万円の損害賠償を求め、神戸地裁に提訴したことが10日分かった。

 遺族側は、男の両親が十分に監督していなかった上、事件後に転居させ犯行の発覚を遅らせたと訴えている。10日、地裁で非公開の弁論準備手続きがあり、堤さんの父敏さんは出席後に「お金を求めているわけではない。責任をちゃんと果たしてほしい」と報道陣に語った。提訴は3月1日付。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。