医師不足に悩む鹿児島県大崎町(人口約1万2千人)は、町内で診療所を開業する医師らに最大1億円を助成する「医療確保プロジェクト」を始めた。高齢化などで地元医師の引退が相次いでおり、地域医療を支えるため、小児科か内科を専門とする医師を確保したい考え。開業に必要な土地や建物、医療機器の取得費の大半を町が医師らに代わって負担する。

 財政難のため、資金の一部はクラウドファンディングで捻出する考え。1千万円を目標に5月14日から募集していたが、同月29日に達成。今度は2千万円を目標に8月12日まで寄付を募る。

 町によると、町内には小児科の開業医はおらず、内科の診療所も3カ所にとどまる。

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