2001年6月8日、大阪教育大学附属池田小学校に宅間守 元死刑囚が侵入し、児童8人が殺害され、児童13人と教員2人がけがをしました。
事件から23年となる8日、遺族や児童、教職員などあわせておよそ770人が出席して追悼の集いが開かれました。
はじめに亡くなった8人の名前が刻まれた塔の鐘が鳴らされ、全員で黙とうをささげました。
そして、当時6年生の担任だった眞田巧校長が「事件から23年がたち、当時の関係者も学校現場から退く世代になりつつある。事件が風化し、学校安全の取り組みが形骸化しないよう、この日を機会に振り返って改善に努め、学校が安全で安心して学べる場所であるようにこれからも努力を続けます」と述べました。
このあと、児童代表の6年生が「学校生活で学んだ命の尊さや協力することの大切さを生かし、いつか『守られる側』から『守る側』になりたい。学校安全の大切さや命、生きることのすばらしさについてこれからも考え続け、発信することを誓います」と誓いのことばを述べました。
附属池田小学校では不審者に対応する訓練のほか、事件を教訓に「安全科」という授業を設け、子どもたちの命を守るための教育を続けています。
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