きらびやかな装束をまとった農耕馬が、鈴の音を響かせながら田園や市街地を練り歩く伝統行事「チャグチャグ馬コ」が8日、盛岡市などで開催された。  着物姿の子どもらを乗せた約70頭の馬が、岩手県滝沢市の鬼越蒼前神社を出発し、盛岡市の盛岡八幡宮に向かう約14キロの道のりをゆっくりと行進した。馬に乗った盛岡市の中学1年大畠朱翔さん(12)は「乗るのは2回目。高いけど怖くはない。いろいろなものが見れて楽しい」と恥ずかしげに話した。  「チャグチャグ」と聞こえる鈴の音が名前の由来。農耕馬をねぎらうため、神社に連れて行き、無病息災を祈願した風習が起源とされ、国の無形民俗文化財に指定されている。


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