投資金名目で現金をだまし取ったとして、石川県警は京都市中京区の自称自営業城宝(じょうほう)俊明容疑者(65)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。プルデンシャル生命保険(東京)は7日、城宝容疑者が元社員で、同社の契約者ら34人から計約7億5千万円を預かり、うち約5億3600万円が未返済であることを同社の調査で把握したと発表した。

 県警金沢東署などによると、城宝容疑者の逮捕容疑は2021年8月ごろ、金沢市の60代の知人女性に対し、「500万円を投資に回しませんか」、「1年で120万円の運用益になります」、「元本も保証します」などと投資を呼びかけ、現金500万円を同容疑者の口座に振り込ませてだまし取ったというもの。

 「金を預かったことは間違いないが、だましとるつもりはなかった」と容疑を一部否認していて、「複数人から合計約4億円を預かった」と話しているという。

 プルデンシャル生命保険によると、城宝容疑者は11年3月まで同社金沢支社の社員だった。同社の調査で、1999年8月~2023年7月に、同社の契約者を含む34人から計約7億5千万円を預かり、うち約2億1400万円を返金したという。(椎木慎太郎)

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