4月28日投開票の衆院東京15区補欠選挙を巡り、当選した立憲民主党の酒井菜摘氏(37)陣営の選挙カーを追尾するなど選挙活動を妨害したとして、警視庁捜査2課は7日、公選法違反(自由妨害)の疑いで、政治団体「つばさの党」代表黒川敦彦容疑者(45)ら3人を再逮捕した。
捜査関係者によると、自由妨害罪のうち「交通の便」を妨げた行為の立件は極めて異例。他の2人は落選した幹事長根本良輔容疑者(29)と幹部杉田勇人容疑者(39)。
捜査関係者によると、黒川容疑者らは告示翌日の4月17日に東京都江東区内で、酒井氏陣営の選挙カーを約20分間、追尾するなどして警察署への避難を余儀なくさせたほか、同23日にも同区で酒井氏陣営の街頭演説に押しかけて叫ぶなどして演説を中断させ、選挙活動を妨害した疑いが持たれている。
3人は無所属新人乙武洋匡氏陣営(48)の街頭演説に重ねるように大音量で主張を訴えるなどした疑いで5月17日に逮捕された。黒川容疑者は都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に立候補を表明している。
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