海洋研究開発機構(海洋機構、神奈川)は6日、高知・室戸沖の海底に設置した光ファイバーケーブルで、昨年10月に東京・伊豆諸島の鳥島近海から発生した津波が沖合約60キロから沿岸付近まで伝わる様子を捉えたと国際専門誌に発表した。将来的には海底光ケーブルによる観測を津波の緊急速報などに活用できる可能性があるとしている。  光ファイバーにかかるひずみから地震を観測する技術を使った。海洋機構は、2022年1月から室戸沖の海底光ケーブルで、約120キロにわたって南海トラフの地震活動を調べていた。  通信用の海底光ケーブルは世界中に設置されているが、観測に利用できるものは限られている。


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