現行の健康保険証の存続を求める医師らの集会が6日、東京・永田町の衆議院第1議員会館内で開かれた。全国保険医団体連合会(保団連)が主催。立憲民主、共産の国会議員8人ら約200人が出席し、今年12月2日の保険証廃止反対を訴えた。

◆「高齢者は有効期限があること自体知らない」

国会議員らと現行の保険証存続を訴える医師ら

 集会では、大阪保険医協会が大阪府内の医療機関を対象に行った調査結果を報告した。236医療機関のうち41機関が「マイナ保険証の有効期限切れ」があったと回答したという。マイナ保険証のICチップに内蔵されている電子証明書の有効期限は5年で、更新せずにいると健康保険証としても無効となる。  報告した同協会の高本英司副理事長は「早期にマイナ保険証をつくった高齢者は有効期限があること自体知らない。今後、この問題はどんどん表面化する。そのためにも保険証は廃止すべきではない」と話した。(長久保宏美)  

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