広島県福山市は、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」にちなんだマンホールのふたを今月、市内4カ所に設置する。昨年4月に市内で開かれたライブイベントの1周年を記念し、「ももクロゆかりの地」として全国のファンの来訪につなげる狙いだ。

 ももクロは各地の自治体と連携して毎年「春の一大事」と題したライブイベントを開いている。昨年4月22~23日のイベントには全国から2日間で延べ2万8千人が訪れた。

 市はももクロとの縁を形に残そうとデザインマンホールのふたの設置を企画。イベントのロゴマークをもとに、メンバー4人のイメージカラーである赤・黄・ピンク・紫を縁にあしらった。

 設置場所は、会場だった竹ケ端運動公園▽メンバーが訪問した市役所本庁舎前▽バラの苗を植樹した中央公園▽昨年9月に再びライブを開いたふくやま芸術文化ホールリーデンローズ前の4カ所。今月23日から月末にかけて順次設置する。

 市情報発信課によると、「春の一大事」にちなんだマンホールのふたの設置は全国初といい、「盛り上がりを一過性のものにせず、全国のファンにアピールしていきたい」と話している。(矢代正晶)

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