2022年に栃木県足利市のトラック運転手の男性(55)がくも膜下出血を発症したのは、長時間労働などが原因だとして、前橋労働基準監督署が労災認定していたことが6日、分かった。男性が所属する労働組合「建交労栃木県本部」が前橋市で記者会見し、明らかにした。

 労組によると、男性は14年から食品運送会社「平和運輸」群馬営業所で夜間、17の小中学校に給食の牛乳を配送し過密労働状態だった。22年12月、自宅でくも膜下出血を発症し、脳に障害が残って就労できない状態という。今後、会社側と補償を協議する。

 山内健人執行委員長は、荷主業者の立場が強いことも問題だと訴えた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。