新型コロナウイルスへの感染が確認された上皇后美智子さま(89)について、宮内庁は6日、「平熱で、せきなどの症状も改善され、快方にむかっていらっしゃる。来週には通常の生活にお戻りいただけるのではないか」との見通しを示した。毎日検査を受けている上皇さまは、陰性が続いているという。

 側近によると、美智子さまは2日未明にせきとのどの違和感の症状があり、3日朝のPCR検査で陽性が確認された。その日の夕方、一時的に発熱したが、夜には平熱に戻ったという。

 上皇さまは美智子さまのことを大変心配し、側近を招いて様子を確認しているという。ご夫婦は別の空間で過ごしているが、インターホンを使って会話をすることもできる環境で、これまでもどちらかが風邪をひいたときは、同じように過ごしてきたという。

 週末をめどに美智子さまの陰性が確認されれば、ご夫妻で一緒に食事をし、散策したり、本を読んだりする規則正しい「普通の生活」に戻る予定という。(力丸祥子)

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