架空売り上げの計上で粉飾決算をしたとして金融商品取引法違反罪に問われた衣類卸売会社「プロルート丸光」(大阪市)と、元社長安田康一被告は6日、東京地裁の初公判で、いずれも起訴内容を認めた。  検察側は冒頭陳述で、業績が年々悪化する中、コンサル契約を結んでいた石山恵介被告から収益を大きく見せかけ資金繰りを改善する方法を持ちかけられたと指摘。複数の会社との実態がない取引を売り上げとして計上したと説明した。  起訴状によると、安田被告は石山被告や前社長の森本裕文被告らと共謀し、2021年3月期の連結決算で架空売り上げを計上し黒字にした有価証券報告書を近畿財務局に提出したとされる。


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