公害の被害者団体などでつくる「全国公害被害者総行動実行委員会」(東京)のメンバーは5日、環境省で伊藤信太郎環境相と面会し、公害の根絶を求める約2万5千人の署名を手渡した。例年6月の環境月間に合わせて実施し、今回は49回目。水俣病やイタイイタイ病被害者などの関係団体が「公害問題の解決なくして、環境問題の解決はあり得ない」と訴えた。
伊藤氏は、5月1日の水俣病関係団体との懇談で被害者側の発言を遮った問題に触れ、「大変遺憾で申し訳ない思い」と陳謝。「職員一人一人が公害の歴史と経緯を踏まえ、つらい状況にある方々にできる限り寄り添って対応できるよう取り組みたい」と述べた。
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