名古屋市は4日、市バスが前方の乗車口の扉を開けたまま次の停留所まで約220メートル走行していた、と発表した。運転手(46)は扉を閉めたと思い込んだという。乗客25人にけがはなかった。

 市交通局によると、4日午前7時半ごろ、金山発池下行きのバスが同市昭和区にある停留所「桜山(西)」を出発する際、運転手が前扉を閉め忘れ、そのまま次の「桜山(東)」まで走行した。

 その後、扉の開閉に合わせてバス停ごとに流れる車内放送にズレがあることに運転手が気づき、所属する営業所に「扉を開けたまま走行したかもしれない」と連絡。車載カメラの映像で確認された。

 運転手は「扉を閉めたと思い込んだのと、後部に乗っていた子どもの安全確認に気を取られていた」と話したという。市は「基本動作を確実に行うよう指導を徹底する」としている。

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