防衛省によりますとこの訓練は、横須賀基地に近づく不審な船などに対応するため、アメリカ軍の憲兵隊が6日まで3日間の日程で初めて行います。
4日午前、基地周辺の水域では、機関銃を搭載したアメリカ軍の警備艇1隻が空砲での射撃を断続的に行い、サイレンを鳴らしながら不審船役の船舶に近づく様子も確認できました。
防衛省によりますと、アメリカ海軍は警備マニュアルに基づいて全世界の基地や施設で同様の訓練を行っていて、今後、沖縄や長崎などにあるアメリカ海軍施設でも実施される見通しだということです。
横須賀基地近くの公園では、防衛省と市の職員が発砲音がするたびに時間や回数などをノートに記録していました。
横須賀市に住む50代の女性は「アメリカ軍の基地があるところなので、しかたないと思う一方で、普通の生活の中でこういう音が鳴るのは心配になりました。もっと激しくなったらいやだなと思いました」と話していました。
防衛省は今回の訓練について、警備能力を向上させるため必要性を理解しているとしたうえでアメリカ軍に対し、住民や民間船舶に配慮するなど安全管理に万全を期すよう求めているとしています。
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