詐取金など犯罪収益のマネーロンダリング(資金洗浄)を請け負うグループが摘発された事件で、大阪府警は悪用された約1300法人口座の凍結を約130の金融機関に要請していることが4日、捜査関係者への取材で分かった。犯罪組織による収益の引き出しを防ぐ狙いとみられる。

 府警は5月、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで、会社役員藤井亮平容疑者(41)ら13人を逮捕。多数の組織から資金洗浄の依頼を受け、500社4千超の法人口座に少なくとも700億円の入金があった。

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