男子大学生を脅迫しビルから転落死させたとして、監禁致死容疑で家裁送致されるなどした大阪市の中学3年の女子生徒（14）と男子生徒（14）について、大阪府警は16日、男性会社員を脅し現金を奪ったとして、強盗などの非行事実で児童相談所に送致した。
中学生2人は事件当時13歳で、刑事責任を問われない「触法少年」だった。「遊びと食事のためだった。（脅し方などは）先輩から聞いたり、自分たちで考えたりした」などと話しているという。
府警によると、2人は1月6日、SNSで知り合った大阪市の男性会社員（28）を同市中央区の雑居ビルに誘い込み「俺の彼女になに手を出そうとしてんねん」などと脅迫。現金4千円を奪うなどしたとしている。
2人はSNSの男性会社員とのやり取りで17歳の女性を装っていた。女子生徒のスマートフォンには、男子生徒が男性会社員を暴行する動画が残っていたという。
府警は2月、SNSで知り合った滋賀県草津市の男子大学生（22）を誘い出し、ビルから転落死させたとして、14歳になっていた女子生徒を強盗致死容疑で逮捕。13歳だった男子生徒を児相に通告した。その後、女子生徒は監禁致死容疑で家裁送致され、男子生徒は児相に送致された。
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