国土交通省がトヨタ自動車などによる車両認証の不正を発表した3日午後、愛知県豊田市内の同社工場では、交代制の勤務を終えた大勢の社員らが通常と変わらない様子で帰路についていた。
30代の男性社員は、「ダイハツであったので、他でもあるかも知れないと思っていましたが、トヨタもでしたか……」と絶句。今回の不正について現段階で社内で説明は無かったといい、「とにかくお客さんに迷惑がかからないようにして欲しい」と述べた。
生産現場で働く40代の男性社員は「日ごろから点検漏れなどはないように厳しく言われているので、今回の件は何とも言いようがない」と肩を落とした。
60代の男性社員は「あってはならないこと。自分たちがやるべきことをやっていれば起こりえない。他社で起こった時でも、自分事として捉えて、自分たちのやるべきことをもう一度見つめ直さないといけなかったのではないかと思う」とうつむいた。(前島慶太郎)
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