有明海の広大な干潟を舞台に競う「鹿島ガタリンピック」が2日、佐賀県鹿島市で開かれた。約1300人が競技に参加、泥まみれで奮闘する姿に、詰めかけた約2万7千人(主催者発表)が声援を送った。

 競技は宝探しや相撲など9種目。ガタスキーと呼ばれる板に腹ばいになってスピードを競う「人間むつごろう」では、重心をうまくコントロールして滑るように進む人もいれば、板が沈んで動けなくなる人も。

 台船のクレーンから下がるロープにつかまって干潟に飛び込む「ガターザン」に参加した長野県小諸市の会社員、山口明香(はるか)さん(27)は「福岡県太宰府市の出身で、いつか出たいと考えていた。念願がかない、気持ちよかった」と話した。(小陳勇一)

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