職場で外国人と働いているか以前一緒に働いていた人のうち、半数近い45.8%が、コミュニケーションを取る上で「困った」経験があることが2日、民間の調査で分かった。原因は言葉の問題が最も多かった。
人手不足を背景に、外国人は重要な働き手となっている。円滑に仕事を進めるためにも、受け入れる企業は、外国人が日本語を学べる環境整備や外国人への理解を深める必要がありそうだ。
調査は、人材総合サービス会社「スタッフサービス・ホールディングス」が3月、20~69歳にインターネットで実施した。1467人から回答を得た。
「困ったことがある」と答えた人に具体的な点(複数回答)を尋ねると「言葉の問題で意思の疎通がしづらい」が57.3%で最多。「日本語力不足からミスや誤解が起きる」が32.3%、「日本のビジネスマナーや商習慣を知らない」が30.4%、「価値観の違いから接し方に戸惑う」が23.8%だった。
職場で外国人が日本語を学べる制度や機会はあるかとの質問に対しては「いいえ」が53.4%に上った。
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