【石川】第73回金沢百万石まつりのメインイベント「百万石行列」が1日、金沢市中心部であった。前田利家公を俳優の仲村トオルさん、お松の方を俳優の夏菜さんがそれぞれ演じ、約2500人の行列がJR金沢駅前から金沢城公園までの約3キロを練り歩いた。

 沿道に大勢の観光客らが集まる中、午後2時に駅前で出発を告げる太鼓の音が響き渡った。その後、加賀とびや踊り流しが披露され、行列が始まった。踊り流しは今年、飛び入り参加が5年ぶりに認められたほか、エリアも拡大された。

 金沢城公園には地震で被災した能登地域を応援する横断幕が掲げられ、輪島のキリコも展示された。能登の海産物や伝統工芸品などを並べた販売ブースも人気だった。

 主催者によると、観客数は昨年を2万人上回る約41万人。最終日の2日は火縄銃鉄砲隊の演武や百万石茶会などがある。(安田琢典)

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