警察によりますと、1日午後3時50分ごろ、にかほ市金浦にある温泉施設「はまなす」の裏にある茂みで、50歳の男性従業員が体長およそ60センチのクマに襲われました。

男性は右腕にけがをして病院に搬送され、意識はあり命に別状はないということです。

現場は、JR金浦駅から南におよそ2キロ離れた国道7号沿いで近くには飲食店や観光物産施設などがあります。

被害の発生を受けて警察がパトロールをしながら注意を呼びかけていました。

秋田県内では去年、クマによる人身被害が過去最悪の70人に上ったほか、ことしも先月に入ってから相次いでいて、被害に遭ったのは今回で6人となります。

秋田県は全域に「ツキノワグマ出没警報」を出していて、クマとの鉢合わせを避けるため、やぶなどの見通しの悪い場所では鈴やラジオなどで音を出し人の存在をアピールすることや、山では単独行動を避け、ゴミを必ず持ち帰ることなどを呼びかけています。

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