ロシア革命などの動乱を受け、1920年代にシベリアから敦賀港(福井県敦賀市)に上陸したポーランド人孤児の子孫らが1日、同市を訪れ、当時の状況を紹介する資料館「人道の港敦賀ムゼウム」を見学した。親や祖父母らの足跡をたどり、地元の子どもたちとも交流した。
9歳のひ孫世代から70代の子ども世代までと、その関係者計49人が訪問。シルビア・シュチェペクさん(51)は、孤児だった祖父とみられる写真を資料館で見つけた。「敦賀での歴史がなければ、私は存在しなかった」と感慨深げに話した。
参加者は当時の孤児が覚えた童謡「うさぎとかめ」を地元の子どもらと一緒に歌った。
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