京都市は1日、JR京都駅から清水寺や銀閣寺といった人気観光地近くに限り停車する「観光特急バス」の運行を始めた。観光客の増加によって住民生活が脅かされるオーバーツーリズム(観光公害)対策の一環。住民の日常的な移動に支障が出ているとの声がある市バスの混雑緩和を図る。  観光特急バスは土日祝日などに運行。清水寺近くの五条坂に直行する「EX101」と、五条坂や祇園、平安神宮前を経て銀閣寺前に向かう「EX100」の2路線がある。  住民利用とすみ分けるため運賃を大人500円(小児250円)と通常の市バスより高く設定した。観光客がよく利用する「地下鉄・バス1日券」でも乗車できる。定期券は使えない。


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