東京都は、未成年や若者を対象とした総合相談窓口「きみまも@歌舞伎町」を、31日から新宿・歌舞伎町にある都健康プラザハイジアの15階に開設する。歌舞伎町では、特に「トー横」と呼ばれる一帯で、青少年らが犯罪に巻き込まれることが少なくなく、未然に防ぎたい考えだ。
対象は主に小学生~30代くらいまでで、予約は不要。社会福祉士や公認心理師などの資格を持つ相談員が、火曜から土曜の午後3時から午後9時の間、対応する。状況に応じて都の女性相談支援センターや児童相談所、民間の支援団体と連携したり、就労支援につなげたりするという。
カップ麺やお菓子などの軽食が無料で提供されるほか、スマートフォンの充電器やマンガ、参考書もある。
都が1月に歌舞伎町で開設した臨時の相談窓口には、10日間でのべ約300人が訪れた。当初は18歳未満を対象としていたが、それより上の層も多かったという。都の担当者は「18歳以上にも手厚い支援が必要と考え、常設の窓口を設置した。一人ひとりにきめ細かく対応するので、安心して気軽に利用してほしい」と話している。(松田果穂)
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