長崎市は30日、「原爆の日」の8月9日に開く平和祈念式典で「平和への誓い」を読み上げる被爆者代表を、修学旅行生らに被爆体験講話をしている同市の三瀬清一朗さん(89)に決定した。長崎県内外から計11人が応募し、被爆者と有識者でつくる審査会が選んだ。
被爆者による誓いは1970年に始まり、2017年から公募の形を取っている。被爆者の高齢化に伴う応募者の減少に応じて、今年から募集要件に手話や外国語での朗読も可能だと初めて明記していた。
昨年は、熊本県原爆被害者団体協議会(熊本県被団協)理事(当時)の工藤武子さん(86)が代表を務めた。台風6号接近に伴い、屋内に変更された会場で誓いを読み上げた。
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