「なかしゅんべつ未来牧場」が、牛舎へのクマの侵入を防ぐため新たに設置した金属製の柵=28日、北海道別海町(同牧場提供)

 北海道別海町の「なかしゅんべつ未来牧場」で今月、子牛4頭が死んでいるのが見つかりヒグマに襲われた可能性が高いことから、同牧場は29日、牛舎への侵入を防ぐため新たに設置した金属製の柵を報道陣に公開した。襲ったとみられるクマは捕獲されておらず、今後も牧場の周囲を電気柵で囲むなどの対策を取るという。

 牧場の友貞義照さんや道警によると、12頭の子牛を飼育していた牛舎で21日朝、4頭が被害に遭っているのを関係者が発見。食べられた形跡はなかったが、付近にヒグマの足跡があり、他に4頭がけがをした。

 牧場では町や地元猟友会などと協力し、わなを仕掛けたり、見回りに出たりしたがクマは見つかっていない。

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