大阪市の繁華街・ミナミにあるラーメン店「金龍ラーメン道頓堀店」の立体看板である龍のしっぽ部分が隣接地にはみ出ているとして、土地の所有者が店の運営会社に撤去を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は29日、しっぽ部分や外壁のひさしの撤去を命じた一審判決を支持し、店側の控訴を棄却した。  三木素子裁判長は判決理由で、一審判決に続き「ひさしと立体看板は土地の所有権を妨害していた」と判断。ひさしの下を第三者が通行することもあったため、店側が土地を占有していたと認めなかった。  判決などによると、立体看板は1992年ごろに設置された。


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