小浜市にある福井県栽培漁業センターでは、「若狭ふぐ」として知られる特産のトラフグの卵がかえり、稚魚が出荷できる大きさにまで育つこの時期に、毎年、養殖業者に出荷しています。

ことしの出荷作業が28日から始まり、はじめにセンターの職員が、ことし2月にふ化した稚魚の大きさや数を確認していました。

そして、稚魚を運ぶトラックが到着すると、センターの職員が7センチほどの大きさに育った稚魚をバケツですくい、トラックの水槽に移していきました。

出荷された稚魚は、養殖業者のもとで1年半ほどかけて、体長30センチから40センチ、重さ1キロほどになるまで育てられ、地元の民宿や県内外の飲食店で提供されます。

県栽培漁業センターの綿谷朋紘 主事は「ことしの稚魚も順調に育ったので、今後もいっぱい餌を食べて大きく育ってほしい」と話していました。

「若狭ふぐ」の稚魚は、6月中旬ごろまでにおよそ7万尾が出荷される予定だということです。

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