26日午後4時ごろ、大津市仰木の里東の住宅でこの家に住む飲食店経営、新庄博志さん(60)が血を流して倒れているのを訪ねてきた親族が見つけました。
警察が遺体を詳しく調べたところ、上半身には鋭い刃物のようなものでつけられたとみられる傷が10か所以上あり、死因は出血性ショックだとわかったということです。
警察によりますと、新庄さんは1人ぐらしで、1階のリビングでうつ伏せの状態で倒れていて当時、住宅の玄関には鍵がかかっていなかったということです。
これまでのところ現場の部屋などから刃物などは見つかっていないということで、警察は新庄さんは何者かに殺害されたとみて、捜査本部を設置し、殺人事件として捜査しています。
新庄さんは刑務所や少年院を出た人の立ち直りを支援する「保護司」として活動してきたということです。
現場はJR湖西線のおごと温泉駅から北に1キロ余り離れた住宅街です。
新庄さんは「保護司」として活動
滋賀県保護司会連合会によりますと、新庄さんは20年近くにわたり「保護司」として活動してきたということです。
連合会の関係者は「誠実な人柄で、何事にも一生懸命に取り組む方でした。保護司会にとって大きな損失で、残念でなりません」と話しています。
近くの80代女性「以前は自治会にもよく参加」
近くに住む80代の女性は「以前は自治会の活動にもよく参加されていました。最近は庭でガーデニングの作業をされているのを見かけたことがありますが、ふだんは話をすることはありませんでした。亡くなったと聞いて驚いています」と話していました。
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