大阪公立大学は今月16日、大阪 住吉区の工学研究科の研究室にある薬品の保管庫から、毒性の強いシアン化カリウム、いわゆる青酸カリ25グラムと、シアン化ナトリウム25グラムを、それぞれ入れた瓶、合わせて2本がなくなっていたと発表しました。

大学は、廃棄したなどの記録がないことから、盗まれた可能性があるとして、警察に被害届を出していて、27日、とりまとめた再発防止策を発表しました。

それによりますと、大学では、使用頻度の高い「劇物」と、青酸カリのような使用頻度の低い「毒物」を、同じ保管庫で管理することをやめ、新たに「毒物専用」の保管庫を設置するとしています。

また、学生だけで保管庫のカギを取り出したり開け閉めしたりすることを禁止し、必ず専門知識のある教員の管理下で行うことや、未使用の期間が3年以上になる毒物は原則廃棄するとしています。

大阪公立大学は「各方面に多大なるご迷惑とご心配をおかけし、改めておわび申し上げます。新たな取り組みを今後徹底していきます」とコメントしています

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