70歳以上のドライバーは免許証の更新の際に座学や運転指導などの「高齢者講習」の受講が必要で、75歳以上は「認知機能検査」も受ける必要があります。

更新期限の6か月前から講習を受けられますが、高齢ドライバーの増加で受講まで時間がかかっているため、埼玉県警は、専用の施設「岩槻高齢者講習センター」を新たに設け、27日から業務を始めました。

講習室20室のほか、運転用のコースもあり、講習と検査を合わせて最大で1日に300人が受けることができて、警察がこうした専用施設をつくるのは全国で初めてだということです。

認知機能検査のために訪れた78歳の男性は「前回の更新の時は予約がなかなか取れず、期限の1か月前に講習が終わりました。今回はスムーズに手続きが進んでよかったです」と話していました。

埼玉県警察本部運転免許課の金泉豊次席は「なかなか受講できず、高齢者の方を不安にさせてしまっていた。新しい施設によって、待つ日数を短くし、安定した講習をしていきたい」と話していました。

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