岐阜県飛驒市は5月から、毎月発行の「広報ひだ」を10言語に翻訳し、スマートフォンのアプリで読めるようにした。今後、防災ハンドブックやゴミ出しカレンダーなども翻訳し、重要な行政情報を日本語が不得意な外国人に届きやすくする。
英語、韓国語、中国語、ベトナム語など10言語に対応するアプリ「カタログポケット」を利用する。市側が各言語に自動的に翻訳した広報紙などをアップロード。外国人ら利用者がアプリを無料でダウンロードすると、選択した言語で読める。
日本語も含まれており、文字を拡大できるほか、音声による読み上げ機能もあり、高齢者にも配慮した仕様になっている。
飛驒市によると、市内在住の外国人は人口の約1%にあたる約240人だが、年々増加傾向にある。担当者は「命に関わる情報を外国人住民の方々に的確に届けられるようにしたい」と話す。(荻野好弘)
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