逮捕されたのは、富山県警察本部の警部補の宮崎伸一朗容疑者(43)です。

警察によりますと、警部補は去年4月からことし2月にかけ、富山市にある県警察本部の倉庫に複数回侵入し、手錠2つと拳銃入れ1つを盗んだとして建造物侵入と盗みの疑いが持たれています。

ことし2月に県外の警察から「フリマアプリで警察装備品の可能性があるものが販売されていて、職員の関与が疑われる」と情報提供があったということです。

この倉庫は通常は施錠されていますが、警部補は当直の勤務中に責任者が管理している鍵を持ち出して侵入したということです。

倉庫内には廃棄予定の備品などが保管され、拳銃や弾丸はありませんでした。

盗んだ品はフリマアプリに出品され、拳銃入れ1点が10万円で、手錠1点が9万円でそれぞれ売却されていました。

これまでの調べに対し、警部補は容疑を認めているということです。

ほかにも倉庫から無くなっている備品があり、警察は余罪がある可能性もあるとみて捜査するとともに詳しいいきさつを調べています。

富山県警察本部の山崎隆之 警務部長は「警察官にあるまじき行為で誠に遺憾であり、関係者および県民の皆様に深くおわび申し上げます。捜査・調査を徹底し、厳正に対処いたします」とコメントしています。

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