2022年に茨城県高萩市で車を飲酒運転し対向車線の車と衝突して2人を死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)などの罪に問われた同県北茨城市、会社員小林翔被告(28)の裁判員裁判で、水戸地裁は懲役11年(求刑懲役14年)の判決を言い渡した。

 有賀貞博裁判長は判決理由で、前夜の飲酒でアルコールが残っている可能性を認識しながら、草野球の試合に間に合わせるため運転し、高速で走行しても速度メーターを見なかったとし「交通安全の意識に欠けた態度は無責任だ」と非難した。

 危険運転致死の事案でかなり重い部類に属するとした一方、飲酒運転撲滅の活動団体に寄付をした事情も考慮した。

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