斉藤鉄夫国土交通相は24日の記者会見で、新品のアスファルトを使う契約に反し再生材料を混ぜて補修工事を行っていた道路舗装大手NIPPOに対し、追加調査を指示したと明らかにした。同社子会社が製造した再生材料を、NIPPO以外の納入先が契約と異なって使った事例がないかどうかを確認させる。  NIPPOは22日、国などから請け負った工事計12件で新たな契約違反が見つかったと公表。再生材料の混入は計33件となった。調査委員会を設けて原因を調べ、7月末をめどに報告するとしている。  国交省は4月、NIPPO自らが手がけた補修工事で契約違反がなかったかどうか調べるよう指示していた。


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