法務省は24日、いじめや虐待などの悩みを受け止めるため、切手なしで送付できる「こどもの人権SOSミニレター」を、今月から7月上旬にかけて全国の小中学校に配布すると発表した。昨年に続いて「宗教2世」の声もすくい上げられるよう、相談例に「親の宗教を理由に学校行事に参加できない」との文言を入れた。

 法務省によると、ミニレターは便箋と封筒が一体となっており、相談を書いて送ると、人権擁護委員や法務局職員から手紙か電話で返答を受けられる。保護者ら身近な人に知られないように、自宅や学校以外を指定して手紙の返事を受け取ることもできる。

 2006年度に始まり、昨年度は7062通が寄せられた。

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