埼玉県戸田市の首都高速道路池袋線で、渋滞の車列に大型トラックが追突して乗用車の3人が死亡した事故で、警視庁交通捜査課は23日、自動車運転処罰法違反容疑で逮捕したトラック運転手降籏紗京容疑者(28)=相模原市緑区=を立ち会わせ、現場などで実況見分した。

首都高で発生した多重事故の現場に立ち会う降簱紗京容疑者(右から3人目、一部画像処理)

 課によると、降籏容疑者は14日早朝、勤務先の運送会社マルハリ(札幌市)の神奈川県厚木市の営業所を出発。横浜市と東京都大田区で荷物を積み、埼玉県三芳町に向かう途中、美女木ジャンクション付近で午前7時半過ぎに事故を起こした。実況見分では営業所や事故現場などを順に回り、当時の状況を確認した。  事故3日前の11日夜から体調を崩していたが、休めなかったと説明。当日も風邪の症状で意識がもうろうとしていたとみられ「ぶつかった時は意識がなかった」と話しているという。課は道交法違反(過労運転)容疑も視野に調べ、マルハリの労務管理についても調べている。 

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