福岡県直方市発注の浄水施設の運転管理業務をめぐり、特定の業者を下請けに入れるように便宜を図ったとして、福岡県警は23日、収賄容疑で直方市水道施設課浄水係長、阿部智明容疑者(49)=北九州市八幡西区星ケ丘5丁目=を、贈賄容疑で直方市の上下水道設備工事「イオハラ設備」の代表取締役、庵原良修(54)=北九州市八幡西区星ケ丘1丁目=ら3容疑者を逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。
捜査2課によると、阿部容疑者は、直方市が発注した浄水施設運転管理業務に関し、助言や指導をする職務にありながら、業務の元請け会社にイオハラ設備を除草工事の下請けとして推奨。イオハラ設備が受注できるよう便宜を図り、その見返りとして、2022年4月~23年3月に複数回にわたって釣り具やデスクトップパソコンなど約140点(計約90万円相当)の物品を受け取った疑いがある。(西岡矩毅)
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